秋葉原殺傷事件から1年

あれからもう1年。事件発生後現場に行った自分は、今でも鮮明にあの時の状況を思い出せます。

たくさんの人…たくさんの警察官…たくさんの報道車両…飛び交うヘリコプター…事件現場に置かれたアルファベットの表示…



こうやって日記を書けていることが、実は奇跡なんじゃないだろうかなんて考えたり。


事件のログを読んでいると、ウィキペディアに犯人(加藤)が

「理由なき犯罪世代」

である事の表記を見つけて悲しくなる。そうか、自分もこの世代なのか。確かに色々と退廃的な時代だった。就職は非常に困難で、今でも同世代でワーキングプアになっている人間がゴロゴロ居る。世間の闇が生み出した存在が加藤だったのではないか。そうも考える。

だからといって加藤の行動を正当化するつもりは全くない。一部で加藤を神のように例える人間が居るが、あれは正気の沙汰ではない。

同世代として…社会に対し何か出来ることはないのだろうか…?何も思い浮かばない自分自身に腹が立ってくる。実に非力だ。

歩行者天国については再開の目処が未だ立たず。賛否両論あるようですが、個人的には再開反対。再開するならきちんと監視下において、秩序ある歩行者天国にして欲しいです。ルール無き歩行者天国は「ただの無法地帯」に他ならないから。

東京都がやってる「ヘブンアーティスト事業」(東京都が「公認」したパフォーマーを特定の場所で活動させる取り組み)を活用するのも一つの手段かなと個人的には考えているんですが。公認パフォーマーのみに限定すれば秩序も保てるし、集客要素にも繋がる。ただがんじがらめに規制するだけでは客も来ないと思うんですよ。何かしら地域興しに寄与するようなイベントを立ち上げなければ、雰囲気が変わらないと思います。

それにしても…改めて事件ログを読み返して、凄惨な事件だったなと思います。亡くなられた方のご冥福を祈ります。どうか安らかに…


D
勝手にレクイエムが脳内で響きだした…