MSとユーザーの相違

某雑誌に
来年の1月でWindowsXP出荷停止
の記事が載ってました。
このマイクロソフト側による決定に対してユーザーやPCメーカーから不満が出ている…との内容。
メーカー側は別として、ユーザー側の意見は切実な物が。

  1. 使用しているソフトがVistaで動かない
  2. まだXPに切り替え始めたばかりで、OSの統一化を計りたいが出来なくなる

等々………。
まだまだXPは主力OSの座を降りてはいない、ということですか。
一応XPの出荷は止まる予定ですが、一定期間はVistaプリインストールモデルのPCをXPへダウングレードする権利は残すとのこと。
しかしこれが救済措置とは言い難い。
セットアップは購入した企業側でやるのが原則。
当然余計な手間と時間が掛かるし、別の会社に作業を委託しても今度はコストが掛かる………


理不尽な話ばかり。


一般向けのPCラインナップでは、ほぼXPは壊滅状態ですね。
今家電量販店でXPを探してもほぼ100%無理でしょう。
一部通販系のメーカーがオプションとしてXPを準備していますが、これがラインナップから消えるのも時間の問題…?


相方のPCが壊れたので、買い直したようですが…早速Vistaが遅いと愚痴ってます。
やたらメモリを食う仕様はなんとかならんのか…
そろそろ自分もXPの最終モデルに買い換えた方が得策なのですかね?(一応目星は付けている…けど、最近好きじゃなくなったDELLの製品…)


そういやヨーロッパの方じゃMSの控訴審敗訴らしいですよ?

欧州司法裁判所の第1審裁判所(ルクセンブルク)は17日、欧州連合(EU)独占禁止法違反の判定を不服とする米マイクロソフトの訴えを退ける判決を言い渡した。第一審裁は欧州委員会が2004年に命じた是正措置や4億9700万ユーロ(約800億円)に上る制裁金を支持した。マイクロソフトの敗訴は半導体世界最大手である米インテル独禁法違反調査などにも影響を及ぼすとみられる。

そろそろこの独占状態を何とかしないと、競争は生まれないし価格は高いままだし。
官公庁では脱Windowsを目指してLinux等を活用する研究が進んでますが、まだまだハードルは高いようで。


その絶対的優位を背景に「Vistaへの移行」を迫るMS。
互換性、コストの面等から「XPの継続販売」を求めるユーザー。
強者が弱者に無理を強いる構造は延々と続いていくのか…